碇シンジ

エヴァンゲリオン(碇シンジ)本作品の主人公。父ゲンドウ・母ユイの子として生まれる。

第3新東京市に来るまでは、「先生」のところに住んでいた(先生という人物の事については詳しく語られていない)。

特技は、5歳から習い始めたチェロ。チルドレンとしてNERV(ネルフ)に呼び寄せられた後、 葛城ミサトとの同居生活や活発な惣流・アスカ・ラングレーとの交流、心を閉ざしていた綾波レイとの触れ合いなどと、EVAでの戦闘という過酷な状況を通じて、徐々に自分の存在意義を見つけ、1人の人間として成長していく。

生みの親である貞本義行によると、シンジのキャラクターデザインはふしぎの海のナディアの主人公、ナディアを一部モデルにしているとのこと。

性格

非常に内向的であるが、その原因として、幼少時に見た母親ユイの死と、父親ゲンドウに捨てられたというトラウマが関係している。

その為、唯一の肉親である父親を苦手としているが、解り合いたい、和解したい等と内心思っている。第1話において「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせるシンジの代名詞的な有名なセリフを発するが、これはシンジの強迫観念を表すだけでなく、監督庵野秀明自身の制作当時の心境を映したものでもある。彼の名台詞「逃げちゃダメだ」はエヴァンゲリオンファンのパロディーネタとして使用される。

後ろ向き且つネガティブボーイで他人とのコミュニケーションが苦手。自虐的ではあるが、基本的には冷静で大人びた考え方をし、友達の相田ケンスケや鈴原トウジといる時はごく普通の中学生である。「エヴァンゲリオンとは何か」「使徒はなぜ襲ってくるのか」「何故自分が戦わなければならないのか」「父は何を考えて戦わせているのか」など、常に様々な疑問を抱きながら戦い続けた姿は、従来のヒーロー像からは大きく異なる。同時にセカイ系ならではの、完全に信頼できる味方の少ない、過酷な状況で戦い続けた主人公でもある。趣味は音楽を聴くことだと思われる。

 

エヴァンゲリオン作品中での位置付け

NERV内部での日常呼称は少女達が「レイ」「アスカ」と呼び捨てにされているのに対し、シンジのみは「シンジ君」が通称となっているが同居人のミサトからは「シンちゃん」とも呼ばれ、トウジにはよく勉強を教えてやっているためか普段は「センセ」と呼ばれている。

暗くいじけた場面や描写が多い為、そういった性格のキャラクターの代表格的に語られる事もあるが、比較的明るい展開が続くTVアニメ中盤では、アスカを救うためにマグマの海に初号機に乗って飛び込むなど、男らしい勇敢な一面もみせる。

家事をほとんどしないミサトの代わりに葛城家の家事を担当している。 また、劇場版の冒頭で昏睡状態のアスカでマスターベーションをした後の、「最低だ、俺って」は非常に有名でありエヴァンゲリオンファンのネタにされる事が多い(基本、一人称は僕なのに、この時のみ俺になっていたところが一番この台詞を目立たせた原因ともいえる)。

アスカからは密かに恋愛感情を抱かれているが、シンジはそれに気づいておらず、結果アスカを傷つけてしまった。そもそも他人との接触を避けようとする彼の性質が、アスカの気持ちを察することができなかった原因であると言える。劇場版において、アスカから憎しみをぶちまけられた際、「アスカが何も言ってくれないから分からなかった」と弁明したが、綾波から「あなたは彼女のことを理解しようとしたの?」と指摘され、反論できなかった。

 

名前の由来

苗字の由来は船の錨と、庵野秀明の大学時代の友人で、広告デザイナーの碇義彦から。

名前のシンジは庵野秀明の親友である映画監督の樋口真嗣からで、樋口の妻の高屋法子と娘の名前がすでにGAINAXのアニメ『トップをねらえ!』の主人公に使われていたため、残った樋口もこれに加えようという理由もあったらしい。

また、フジテレビ製作のドラマ『踊る大捜査線』に出てくるキャリア官僚の室井慎次の名前の由来ともなっている(つまり室井慎次の「しんじ」は樋口真嗣の孫受けにあたる)。

 

エヴァンゲリオン人物データ(碇シンジ)

生年月日:2001年6月6日

血液型:A型

年齢:14歳

所属:第3新東京市立第壱中学校2年A組

エヴァンゲリオン初号機パイロット(サードチルドレン)