惣流・アスカ・ラングレー

エヴァンゲリオン(惣流・アスカ・ラングレー)独3/4、日1/4のクォーターで、国籍はアメリカ。

4歳の時にセカンドチルドレンに選出され、以降エリート教育を受ける。

容姿端麗な美少女で、14歳にして大学卒業の天才であるのだが、劇中ではその知性はほとんど表されず、性格としては幼さが目立つ。

彼女の口癖として有名なセリフである「あんたバカぁ?」は、当時としては非常に過激でセンセーショナルであり、話題になるとともに、演じた宮村優子の名台詞としても定着した。

特徴

陽気な女性キャラクターとしては葛城ミサトと双璧で、碇シンジとの夫婦漫才のような掛け合いで、番組シリーズ中盤の物語を明るくするのに大いに貢献した。特に初登場の第八話~第十話まではエヴァンゲリオンの中でも極めてコメディ色が強く、彼女以外のキャラクターも明るさが強調されている。

エヴァンゲリオン自身も第九話で上半身が地面に埋もれている描写があるなど、笑いを強調された作風になっていて、後半と比べると、とても同じ作品とは思えないほどである。しかし、その明るさは実は非常に脆いものであり、物語が終りに近づくにつれ、次第に悲惨な運命をたどっていく。

来日を機に、保護者にあたる葛城ミサト、碇シンジと同居。シンジとは生活を通じて口ゲンカをしながらも距離が近づいていく。彼を小馬鹿にした態度をとりながら、彼を気になる異性として見ている言動も多い辺り、彼女の心理の不安定さが表れている。「バカシンジ」の呼びかけも愚弄と同時に、次第に親愛のニュアンスが含まれるようになる。 しかし、彼のシンクロ率がアスカを超えたことを契機に関係が悪化、劇場版ではシンジへの愛憎入り交じった異様な執着心を見せ始めるようになる。

劇場版「Air」の冒頭で、シンジが昏睡状態のアスカに甘えた際に、露になった彼女の乳房が画面一杯に映し出され、シンジのおかずにされてしまうシーンはファンに衝撃を与えた。ちなみに、シンジが自分をおかずにしていたことを知ったアスカは「バーカ、知ってんのよ。アンタがあたしの事オカズにしていた事。いつもみたくやってごらんなさいよ、ここで見てあげるから」とシンジに詰め寄った。

同僚関係であるレイとシンジが「元の鞘」と言う程に以前から恋愛関係に見えて嫉妬していたり(DVD解説。また互換テストの際もシンジが「綾波の匂いがする」と言った発言に「何が匂いよ」と自覚なしに嫉妬心を見せていたり、出撃前に仲を探るような言動もしている)、「あんたが全部あたしのモノに」という発言からもかなり独占欲が強く嫉妬深い。 また、稀に卑猥な発言(漫画版で精子を連呼したりアニメで自分の胸についてシンジに問いかけるなど)を平気でしでかすことがある。自意識過剰な性格で自分が入浴したり着替えたりする際シンジに「覗いたら殺すわよ」と脅迫する。そのため、ケンスケに「自意識過剰なヤツ」と冷たくあしられた。

強いあこがれを抱いていた加持リョウジに、来日前に胸をはだけてアタックをかけた(漫画は来日後)。しかし、結局その想いが報われることはなく、逆に加持にアスカの思いが愛ではないことを漫画版で諭されている。心理的に弱り切ったアスカにとって最後の支えとなっていたのが加持の存在であったが、ビデオフォーマット版第弐拾四話冒頭でシンジから加持の死亡の事実を聞かされ、これによって弐拾四話におけるアスカの心の崩壊が決定づけられた(エヴァンゲリオンクロニクルでは上記愛憎感情を向けるシンジから気遣いなく告げられたことも要因ではないかと示唆されてる)。なお、劇場版でシンジが「アスカにひどいことしたんだ」と独白するシーンがあるが、脚本の準備稿によるとこの加持の死をアスカに告げたことがそれであるとわかる。

当初から綾波レイを「ファースト」もしくは「優等生」、あるいは「人形」、「機械」などと呼びつけ敵視している。レイへの近親憎悪の他に、人形のような無機質な存在が母に関するトラウマを呼び起こさせるのも原因のひとつだった。しかしながら、エヴァンゲリオンに乗ることにのみ自分の存在意義を見出しているという意味では、むしろレイと同類である。

 

性格

長所の裏返しではあるが、異常とも言える程プライドが高く、勝気で負けず嫌いな性格。母親への思いが強く、エヴァンゲリオン接触実験の失敗による後遺症で人形をアスカであると思い込み、自分を全く見てくれなくなった母親を振り向かせようと、様々な努力を重ねる。しかし、母が自殺してしまったことがトラウマになっており、「泣かない」「誰にも負けられない」という脆さと紙一重の強さを持った性格を決定づけた原因にもなっていた。

アニメ版では女医と再婚した父親がいるが、漫画版では精子バンクで生まれた子になっている。また、シンジやトウジなど相手を罵倒したり暴言を吐く事も多い。

エヴァンゲリオンとのシンクロ用ヘッドセットを髪留め代わりに常に装着するほどチルドレンであることに拘っている。しかし、次第にシンジよりシンクロ率が低下していったことで自信を失い、さらに使徒に敗北することで彼女のプライドはズタズタにされ、シンクロ率がマイナス状態になり、遂にエヴァンゲリオンは起動しなくなった。第15使徒アラエルとの戦いで深い精神的ダメージを負ってしまった際、司令の碇ゲンドウが自分の価値をレイより軽視していると気付き、自信喪失は決定的になり廃人同然となる。これによってエヴァンゲリオン弐号機パイロットはフィフスチルドレンの渚カヲルへと交代させられることになった。3人のエヴァンゲリオンパイロットの中では、ゲンドウに最も見下されており、冷遇されていたようである(ゲンドウにとって関わりの深いシンジ・レイに対してとは態度に違いが出るのは当然とも言えるが)。アスカが活躍する時は、ゲンドウ不在の時がほとんどだった。劇中一度もゲンドウと直接会話するシーンはなく(漫画版では一度だけゲンドウと会話したシーンが確認済みである)、対アラエル戦でゲンドウがレイをアスカの救援に向かわせた理由も、アスカの身を案ずるためではなく「今、弐号機を失うのは得策ではない」というものであった。

 

名前の由来

名前の由来は、大日本帝国海軍航空母艦「蒼龍(そうりゅう)」とアメリカ合衆国海軍航空母艦ラングレイ(CV-1)、ラングレー(CVL-27)(ただし、前者は沈没時は水上機母艦)、および、和田慎二の漫画『超少女明日香』の主人公・砂姫明日香から。

 

エヴァンゲリオン人物データ(惣流・アスカ・ラングレー)

生年月日:2001年12月4日

血液型:O型→A型

年齢:14歳

所属:第3新東京市立第壱中学校2年A組

エヴァンゲリオン弐号機パイロット(セカンドチルドレン)